ウルフルズ「サムライ・ソウル」


昨日、錦糸町→麻布十番で打ち合わせを終えてから、
連絡つかずであったデザイナーの事務所へと向かった。
本当は依頼されている仕事がたて混んでおり、
一刻も早く作業をすべきところであったのだが、
このデザイナーの安否いかんによっては
急遽別の体制を組み直さなければならなかったので、
事務所のある要町へと向かった次第だ。

結論からいえば、デザイナーは事務所にいた。
どうしたのかといえば、
火曜日の朝、バイクにはねられ脳しんとうを起こし、
昨日の午前中いっぱい入院検査をしていたという。

検査の結果はとりあえず脳には異常なかったらしいが、
右足と腰を打撲したそうで、いかにも痛々しかった。
でも、仕事には支障がないということで、
僕はひと安心して自宅へと戻り、大急ぎで作業を開始した。

いま僕は7つの仕事を同時に進行させている。
今日も朝早くから作業をはじめ、
いましがた今日中に片づけるべき
2つの仕事を終わらせた。
今日はこれから渋谷に打ち合わせに行く。
打ち合わせの内容次第によっては、
また慌てて作業しなければならないかもしれない。

そんな綱渡りのような毎日を送ってきた疲れが出たのか、
どうも一昨日から風邪っぽい。
きっと撮影のライトで汗だくになり、
その後冷えたのがよくなかったのであろう。
ノドがヤスリをかけられたように痛いのである。

僕の経験からするとこれは風邪の初期症状で、
ここから風邪が一気にブレイクするか、
このままゆっくり快方に向かうかの分岐点である。
熱はないので具合悪くはないのだが、
用心するに越したことはない。
いまの僕に寝込んでいる余裕はない。

子どものころ、熱を出すと何度も同じ怖い夢を見た。
この世のこととは思えないような、怖い夢であった。
いまその夢の内容を記せといわれても、うまく説明できない。
そのぐらい、筆舌に尽くしがたい夢であったのだ。

以前チラリと書いたが、僕は去年の4月、
元会社の後輩であるコクブさんの結婚式前日以来、
発熱というものをしていない。
発熱は本当にやっかいだ。
いろんなことに多大なる支障をきたす。
願わくば、このまま風邪がどっかにいってほしい。

果たして風邪の菌が勝つか、僕の気合いが勝つか。
決着はいずれにしても、一両日中につく。
いまは自分自身を信じて「負けるな
!!」とエールを送るしかない。

こんなときにいい人生のBGMはなんだろう?
ウルフルズなんて、よさそげである。
そういや、僕が会社を辞めるとき専務が
「タカハシさんに贈る」といって頼んでもいないのに
『サムライ・ソウル』を唄ってくれた。
わずか
2か月半前のことなのに、
なんだかずいぶん昔のことのように感じる。
それだけ年老いていくのが加速しているということなのだろうか
?

2007.09