スキマスイッチ「ふれて未来を」
いよいよ40歳最後の週末だ。
なので、今日は遊びに行く。
今年、大殺界だという友人と合同で、
僕の厄年祓い&彼女の大殺界祓いの宴を上野で行うのだ。
なぜ、上野かといえば、
そこに東京でいちばんビールがおいしいレストランがあるからだ。
レストランといっても、いわゆる高級レストランではない。
和洋折衷なんでもありの大衆レストランである。
客層もさまざまで若い家族連れがゴハンを食べている隣で、
年配の方たちが集団で昼間っから酒盛りをしている光景も珍しくない。
おしゃれな、とか都会的ななんて言葉の対極にあるお店だ。
しかし、前述のとおりビールはおいしいし、
さらには食べ物もおいしい。
特にここのハムカツは絶品である。
この店の話をいろんな人たちにしたところ、
みんな異口同音に「ぜひ、行ってみたい」といってきた。
なかなか個別に約束を果たす機会がないので、
今日一堂に会してみんなで酔っ払おうという寸法である。
当然、初めて顔を合わす者たちもいる。
なかには、僕以外とは全員と初対面という者もいる。
なのに貴重な週末に、
みんな僕の呼びかけで集まってきてくれる愛すべきバカヤローたちだ。
すごくありがたいし、すごくうれしい。
ちょうど1年前の今日、
会社の後輩3人と一緒に仕事帰りに飲みに出かけた。
僕の生誕40年を祝う前々夜祭を行おうということで、
野郎4人で意気揚々と会社近くの居酒屋へとくり出した。
飲み始めたのが10時近くだったので、
あっという間に終電がなくなってしまった。
僕は歩いてでも帰れるが、
他の連中はそうはいかない。
ので、カラオケ屋さんへと足を伸ばした。
そこで、この曲はかなり難しいなと痛感させられたのが
スキマスイッチの『ふれて未来を』である。
この曲・・・いまから3年前の夏、
はじめて聴いたときから大好きだった曲なのだ。
ので、ぜひ一度歌ってみたいと前々から思っていた。
僕は男性にしては、けっこう高いキーが出せる。
まあ、この曲も大丈夫だろうとタカをくくって歌いだしたのだが、
曲の前半部分で早くも苦しくなってしまった。
なんとか歌いきったものの、
息も絶え絶えの体たらくであった。
おそるべし、スキマスイッチである。
結局、この日は朝5時までカラオケをして、
その後9時ぐらいまでファミリーレストランで
ゴハンを食べながらウダウダと過ごし、解散した。
朝の日差しが痛いほどまぶしかったことを
つい昨日のことのように憶えている。
帰宅してから2時間ぐらい寝て、
僕はヘロヘロのカラダでさいたま市にある
“ジョン・レノン・ミュージアム”へと出かけた。
何もそんな無理して出かける必要はないだろうと思われると思うが、
どっこいそうはいかなかったのである。
やはり40歳を迎えるにあたって、
どうしてもここには行っておきたかったのだ。
40歳を過ぎてから、
めっきり体力的なムリがきかなくなったことを痛感する。
今日も、あんまりムリしてハシャギすぎないように気をつけなければ、
そのツケは確実にやってくる。
とはいったものの、今日の面々は
リッター単位で生ビールを飲み干すツワモノぞろいだ。
果たして帰宅できるのは何時か?