ルーベッツ「シュガー・ベイビー・ラヴ」


昨日、会社のラジオからルーベッツの
『シュガー・ベイビー・ラヴ』が流れてきた。
この曲を聴くと想い出すのが
3年前の夏にOAされていた、
アサヒ本生アクアブルーの
CMである。

この
CMに出ていたのが、俳優の伊勢谷友介と佐野(元春)くん。
『シュガー・ベイビー・ラヴ』を
BGM
伊勢谷友介が海に向かって「碧いですね〜」というと
佐野くんが「碧いねぇ〜」と応えるものだった。

ほとんどお酒を飲めないという佐野くんが
発泡酒の
CMに出ていたのでビックリしたものだが、
ミュージシャンとしての佐野くんとは違った一面を見られる、
しかも
CMでというのは新鮮であった。

僕は以前にも書いたように、海が怖い。
波を間近で見ていると恐怖を感じてしまうのだ。

先日、湘南在住のデザイナー兼サーファーから海に誘われたのだが、
上記のような理由できっぱりと断った。

僕は海を見るなら海岸からちょっと離れた高台から見ていたい。
碧い海の彼方に水平線、そして上には青い空と白い雲。
そんな景色には、ちょっぴり憧れる。

しかし、この立ち位置では海の水の感触を味わうことはできない。
海水浴客やサーファーから見れば、ただの傍観者にしか映らないであろう。
そして、こんなに楽しいのに、こんなに気持ちいいのに
なんであの人は海に入らないのだろう?と思われるかもしれない。

傍観者ではなく、
一歩踏み込んだ者だけがその楽しさを体験することができるといえば、
恋もそうである。
素敵だな、好きだな、なんて思っていても、
思っているだけでは何ひとつ変わらない。
潮が満ち、潮が引き、
そして何ごともなかったかのように月日は過ぎていくだけだ。

恋はある日、突然やってくる。
その波に人は抗うことはできない。
できるとすれば高台からその波を見続けるのか、
その波のなかに入っていくかの選択である。

波のなかに入ったはいいが、溺れてしまうかもしれない、
すごい怖い思いをするかもしれない、
やっぱり入らなきゃよかったと後悔するかもしれない。

でもそれは自分で選択したこと。
すべて自分の人生の一部である。

これも以前書いたことの繰り返しになるが、
恋はいくつになってもできる。
恋に年齢制限はない。

昨日、ラジオから流れてきたルーベッツの
『シュガー・ベイビー・ラヴ』を聴きながら、
また佐野くんの代表曲のひとつ『ガラスのジェネレーション』の
「恋をしようぜ
BABY きれいな恋をMABY」というフレーズを思った。


2007.06