欧陽菲菲 「ラヴ・イズ・オーヴァー」


昨日、原由子がザ・ベストテンで
『恋は、御多忙申し上げます』を歌っている最中、
ゲラゲラ笑い出したことに触れ
「こんななかで、いったい誰が歌えよう
!?」と書いたが、
同じような状況のなかで、
クスリともしなかった人がいたことを思い出した。

欧陽菲菲である。

たしか彼女が“オレたちひょうきん族”に出演した際のこと。
『ラヴ・イズ・オーヴァー』を歌う彼女のまわりに
フラワーダンシングチームがやってきて踊っていたのだが、
彼女は彼らを無視するかのように最後まで堂々と歌いきった。
・・・ように、憶えている。

以前にもチラリと書いたが、
僕は帰宅してから“
Tokyo MXTV”の通販番組をよく観る。
そのなかでたまに、なつかしの歌謡曲を集めた
コンピレ
CDセットを紹介することがあるのだが、
そこで『ラヴ・イズ・オーヴァー』が流れるたびに僕は
フラワーダンシングチームを思い出してしまう。

さらにはこの番組のなかで、
小柳ルミ子の『お久しぶりね』も流れる。
これもたしか、小柳ルミ子がフラワーダンシングチームをバックに、
ひょうきん族で歌っていたはずだ。
小柳ルミ子がちゃんと歌えたかどうかは、記憶にない。

欧陽菲菲といえば、
日本のモータースポーツの草創期に活躍した
伝説的レーサー・式場壮吉氏の奥さんでもある。

昨日の話題に引き続き、
これまた今から
15年ぐらい前のことだったと思うが、
日本のモータースポーツの歴史をつづった特番が
深夜に放映されたことがある。
そのなかで式場壮吉氏と
もう1人の伝説的レーサーの生沢徹氏が対談をしていた。
僕は式場壮吉氏を見るのはこのときが初めてだったので、
「おー!この人が式場壮吉か
!!」と感激した。

で、後日、式場壮吉氏が欧陽菲菲の夫であると知って、
腰を抜かした次第である。

福沢諭吉のひ孫で事故死してしまった
福沢幸雄と小川知子のロマンスは知っていたが、
式場壮吉氏と欧陽菲菲のロマンスは知らなかったのだ。

僕が車をもっていない理由のひとつに、
モータースポーツ好きということがある。
僕のことだ、車をもっていたら絶対スピードを出すに決まっている。
で、レースに出ようと考えるに違いないのだ。
なので、僕は自動車の運転を封印している。

というのは、表向きの理由で、
実は若い頃は貧乏で車が買えず、
そのうち買おうと思っていたら、
なかなかそのタイミングがなかったということだけなのだが・・・。

いまはもう、車なんか
このまま一生もたなくてもいいかなと思っている。

そんな話を以前、後輩としていたら
「絶対、そのほうがいいですって」といわれた。
なんで?と聞いたら
「タカハシさんは、どう考えても平気で飲酒運転しそうだもの」といわれてしまった。
しないって、オレは
!!

フラワーダンシングチームなどおかまいなしに、
「ラヴ・イズ・オーヴァー♪」と切々と歌っていた欧陽菲菲だが、
実生活では仲良し夫婦らしい。
異国の地で、しかも芸能界で生きていくだけでも大変だろうなと思うのに、
しっかりと結婚生活を両立させている妻、
そしてそれを温かく支えている夫。

式場壮吉&欧陽菲菲夫妻…
きっと素敵な夫婦なんだろうなと、思う。

 

2007.02