クリスタルキング「大都会


今日、退職以来、久々に
先日まで務めていた会社の社長と電話で話した。
退職するにあたってお互い週に
1回ずつ、
メールで近況を報告し合おうと約束をしたのだが、
今日届いた社長からのメールに
831日に飲みに行きましょうというお誘いが書かれていたので、
了承の連絡を兼ねて電話した次第である。

社長は相変わらず元気そうで、僕の近況話に大笑いしていた。

さらに今年の3月、
僕よりひと足先に退職したデザイナーとも久々に話をした。
彼女と一緒にした仕事のご担当者が
9月末日で退社されるので、
ご担当者を交えて今月飲みませんかというお誘いのためであった。


なんか飲み会の話ばかりしているようだが、
実際そうである
()


こう暑いとビールが恋しくて恋しくて仕方がない。
が、さすがに昼間っから飲んでいるワケにもいかないので、
カルピスを飲んでいる。
僕は子どもか
??

焼酎のカルピス割りなるものをはじめて飲んだのは、
いまから
20年以上前のこと。
新宿は歌舞伎町にあった“大都会”なる居酒屋でであった。

最初、僕はカルピスと焼酎という
まさに異種格闘技戦ともいえる組み合わせに対し難色を示していたのだが、
友だちが頼んだものをひと口飲ませてもらったところ
意外なおいしさにすっかりトリコになってしまったのである。

しかも当時は
中ジョッキぐらいのサイズで
1250円ぐらいだったと思う。
だから
2,000円ぐらいあったら、けっこうな量を飲めた。

1980年代の半ば、世の中はカフェバーが大流行していたのだが、
僕はそんなものには目もくれず
よく友だちと“大都会”へ行っては、焼酎のカルピス割りを飲んだものだ。

“大都会”は安くて、そこそこおいしいいいお店だったのに、
いつかなくなってしまっていた。
最後に行ったのはたしか
1989年の冬だったと思う。
時代が昭和から平成に変わって間もなくの頃である。

『大都会』といえば、クリスタルキングの大ヒット曲である。
この曲が大ヒットしたのは僕が中
2のとき。
最初ラジオの
CMでこの曲を聴いたときはビックリした。
いままで聴いたことのない類いの
高いキーのヴォーカルだったからである。

あまりにも衝撃的だったので
このラジオ
CMのキャッチコピーまでいまも憶えている。
そのキャッチコピーは「まるで水晶のようだ」というものであった。

この年の夏休み、僕はサッカーばかりやっていた。
この年の夏で憶えていることといえば午前中から暑いなか、
サッカーの練習をしていたことが大半を占める。
しかも当時は、練習中水を飲むのを禁止されていた。
いったいアレはナンだったのだろう
?
いつから運動中に水はたくさん飲めとなったのだろうか?
運動中に水を飲んではいけないという
概念を定着させた責任者は出てこい
!!という気分である。

ホントにアレはつらかった。
そういやこの夏の練習中、立ったまま気絶していた後輩がいた。
まるで武蔵坊弁慶の立ち往生のようである。

飢えもつらいが、ノドの乾きもかなり堪え難い。
乾いたノドを冷えたビールでうるおすことのできるいまの僕は、
世界的に見てもやはり幸せ者である。
と、書いているうちにまたノドが乾いてきたのでさっそくビール
!!
ではなく、カルピスを飲むとするか()


2007.08